メディカルタイムアウトについて　気づき

長崎　諫早、スポーツマッサージで疲労を早く抜いています

今回のトーナメントであきやま病院の選手がメディカルタイムアウトを取ることはなかったですが、他のチームは試合が重なるにつれてありました。今回はその気づきについて復習も兼ねて書いて行きます。

診察

選手は試合中(ウォームアップを含む)、チェアアンパイスロービングアンパイア、またはレフェリーを通じて、トレーナーまたはドクターを要請し、次のエンド交代時かセットブレーク時に診察してもらうことができる。緊急の場合に限っては、プレーを中断し、トレーナーまたはドクターが到着次第、直ちに診察をうけることができる。

診察では、実際にケガや病気が発生したかどうかを調べ、またそれらの手当てが可能かどうかを判断する。診察時間は、選手の安全と連続的プレーのバランスを踏まえ、理にかなった範囲内にとどめる。ドクターが診察に立ち会うか、また、コート外で診察を行うかは、トレーナーの判断による。

手当てができない症状と判断された場合は、いかなる手当ても受けられない。

参照元.JTA 公式トーナメント競技規則(共通)

まず、診察して状況を確認すること。

MTO（メディカルタイムアウト）

トレーナーまたはドクターの判断に基づいて、レフェリーまたは主審が許可すれば、次のエンド交代時、セットブレークの問にメディカルタイムアウト(MTO)をとってケガや病気の手当てができる。緊急を要する場合は、直ちにMTOがとれる。

MTOは、トレーナーまたはドクターが実際に手当てを開始したときに始まる。状況によっては、コート外でMTOがとれる。MTOは3分を超えてはならない。

1部位の症状につき1回のメディカルタイムアウトがとれる。熱中症、筋ケイレンに関しては、いずれかの発症で1試合につき1回だけMTOがとれる。ケガの症状が他の部位にも影響して発症した場合は(同時に2ヵ所以上で発症したケガでも、関連性があるもので原因はひとつだと判断されれば)、全体として、ひとつのケガとみなされる。

同時に2ヵ所以上にケガを負った場合・あるいは・体調が悪くなって同時にケガもした場合は、レフェリーの許可を得れば、2回続けてMTOをとれる。ただし、トレーナーは2回連続のMTOをとるかどうかを1度の診察(初期評価〉で判断しなければならない。

参照元1.JTA 公式トーナメント競技規則(共通)

診察後、レフェリーの許可をもらって手当てをすること。

１st、2ndステージでは

選手が診察を要請した時、レフェリーからオフィシャルのトレーナーに連絡（ドクターが不在）、その後オフィシャルトレーナーが来て診察後、各チームのトレーナーにバトンタッチ、そしてMTOを取るかどうしますか？と聞かれる流れでした。

ちなみに兵庫のビーンズドーム会場のオフィシャルの方と横浜の会場のオフィシャルは違う方でした。

決勝トーナメントでは

選手が診察を要請した時、レフェリーからオフィシャルドクターに連絡、その後ドクターが来て診察後、各チームのトレーナーにバトンタッチ、そしてMTOを取るかどうしますか？と聞かれる流れでした。

以前は各チームにトレーナーが帯同していなかったそうでその場合の対応としてオフィシャルトレーナーがいたそうですが現在各チームトレーナーが一人はいるので不要になり置かないようになるとのことでした。

MTOであったこと

以前の大会から今回の大会までで僕が体験したこと、あったこと、見たこととして

がありました。

３セットマッチで先に６ゲームを取るためにMAX１３ゲームして１時間くらいを要し、３セットまでもつれると３時間近くコートを走り回ります。そうなるとボールを拾うのも大変です。カラダが耐えれなくなり悲鳴を上げてきます。ギリギリの戦いになるともちろんメンタルも追い込まれます。それを３日間〜４日間繰り返す。壊れますよね。

最後一回流れ確認

選手が審判に診察を要請して、審判から本部につながり、ドクターが来てそこに本来オフィシャルのトレーナーがくるけどいないのでチームのトレーナーが呼ばれてドクターの診察の後、プレーを継続できるかどうかを見た後、どうするかを選手と話してMTOが必要ならMTOを要請して3分以内に応急処置としてテーピング、マッサージなどをする。

こういう流れで応急処置を行います。治療することはすごく大切だけどでも時間は限られるのでいかに悪化させないようにすることがこれ以降の試合もあるのでもっと大事かなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。